年配女性「猫ちゃんの砂ですか?高いよねぇ。」
Dee「はぁ。あっちで360円でしたよ。今日は安かった(笑)」
私は生まれついての地元人じゃないし、知らない人に声を掛けられる事なんて
滅多にないのでちょっとビビリ気味の私(==;
年配女性「でもようけ(たくさん)になると高いし、重いわ」
(*゜ロ゜)ハッ!!これはもしや、「家まで送れ」と言われるのかぁ?Σ('-';
Dee「重いですよねぇ・・・(思案中)」
年配女性「エサも買わなあかんし、ホンマお金かかるわ」
話がフードの方に行ったので、「家まで送れ」ではないんだなと安心。
「フード買って」じゃないよな?(==;(疑心暗鬼
Dee「猫いっぱい飼ってるんですか?」
年配女性「うちには2匹なんだけどねぇ。外に5匹おってねぇ。」
どうやら野良ちゃんにご飯をあげる餌やりさんのようです。
にこやかな方なので、Deeも安心して喋りだしました。
(「知らない人=怖い」な蚤の心臓なもので・・・。色々疑ってごめんなさい。)
年配女性「年金全部持っていかれるわぁ。
それに、近所の目も怖くてねぇ。
猫は悪さはしないけど、糞とか鳴き声とかねぇ」
Dee「どこも同じですねー」
年配女性「ご飯あげるのにね、私真っ黒の格好して泥棒みたいにコソコソあげとるの」
Dee「はは・・・。猫もご飯貰えるとずっと来るし、増えるし大変ですよねぇ」
年配女性「そうなんよ。初め3匹やったのが5匹になってねぇ」
産んで増えてるのだろうか・・・と気になりつつ聞いてみた。
Dee「・・・赤ちゃん産んだりねぇ」(さりげないつもり)
年配女性「それはないわ。うちの猫2匹とはじめ外に来よった3匹、全部避妊手術出したから。
えらい高くついてね。年金ホンマに猫に全部持っていかれるわ」
うわー。大変だろうなぁ。と思いつつ、ホントに猫好きな人なんだなぁと感心。
年配女性「私、62キロあったんよ。猫に餌あげだして52キロなったわ。
見つかったら保健所呼ばれるかもしらんしと思って神経使うから」
Dee「10キロダウン!マジっすか!」
うわわわわΣ('-'; それは大変な・・・。
聞いた話をまとめると、女性は市営住宅に住んでるらしく猫飼うの禁止。
内緒で室内で捨て猫だった子を2匹飼いつつ、近所の野良5匹にご飯を毎日あげているらしい。
もう年金暮らしのお歳なので、費用は全て年金から。
家族にも、年金を猫に使ってる事がバレと怒られるので、餌やりについては内緒だそうです。
年配女性「ご飯代だけでも大変なのに、増えた2匹の避妊手術はしんどいわ。
でも、したらんと(してあげないと)増えるしなぁ・・・」
Dee「なんで増えたんですか?」
年配女性「ご飯あげてるのを見た人が、捨てていったんちゃうかなぁ。
ある日突然ちっさいのが2匹増えとったからー・・・」
ひどい話です。あそこなら餌貰えるから生きていけるだろう・・・と
人に押し付けてるんですよね。
そこに猫が増えたら、
また目立つし、費用は掛かるしでおばあちゃんの負担は当然増えます。
年配女性「いったん関わったら、ご飯やらんとどうしとるやろう?と思ってしまうしなぁ。
私がまだ若い時とか、食べるもん無かった時代経験しとるから、
食べさせんかったら可哀想思ってなぁ」
すごく切実な気持ちでした。
70過ぎのおばあちゃんは、猫達を昔の自分と重ねて見て、可哀想だと。
人からどう言われても、いったん関わったのだから放ってはおけないとはっきり言われてました。
年配女性「野良猫の寿命は3年や言うて聞いたんやけど、
もう3年以上経つけど初めから来よるのでもまだまだ死にそうにないで。
私のが先に逝きそうやわ。」
なんてことをおっしゃるのかΣ(- -ノ)ノ
冗談ぽく楽しく話してくれるのだけど、
「自分が先に死んだらあの猫達はどうなるんだろう、
誰か良い人が拾ってくれるといいけど、そんな人はいないよね」 とこぼされていました。
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