僕にできること

保護活動について思うこと

今回は愛護団体さんやボランティアさんについて書こうかと思います。

前もって記述しておきますが、
私Deeはどこの団体にも属していません。
よって、以下の内容はDee個人の考えであり、Dee個人に責任があります。


私は、猫ちゃんわんちゃんの為に頑張っておられるボランティアさんを尊敬しています。
自分では、お金も無い・保護できる環境も無い・知識も無い
ないないづくしで、猫が好き・助けたいとか思っても、実際に出来る事って無いからです。

いくら猫が好きといっても、
実際に保護したりケアしたり里親さん探しをしたりするのはとても大変な事です。
金銭的・時間的・体力的にもとても負担がかかり、家族などの理解も必要です。

実際に保護して、里親さん探しもした事があるのですが
あちこちに張り紙をし、インターネットも利用して探しましたが
問い合わせの1件すらありませんでした。
どれだけ自分の無力さを感じた事か。

虐待・虐殺事件も身近で起こった事がありました。
その時も張り紙やネットを利用して情報収集を呼びかけたり
警察に行ったり、その時に思いついた事は全部したつもりです。
だけど、反応は無し。
その時も自分の無力さを思い知っただけでした。

だけどその時、ネットでSOSを見つけて下さったボランティアさんが連絡を下さり、
色々な対処法を教えて下さいました。
まだ近くに残っていた虐待対象になり得そうな子猫達を保護してくださったグループもあり
近隣への呼びかけなどもして、以後その場所で悲惨な話は今のところ聞いておりません。
当然、殺された子たちは戻っては来ませんが、
殺されるかもしれなかったいくつかの小さな命が救われました。

その時、大勢の力ってすごいなぁと実感しました。
1人ではどうしようも出来なかった事が、少しずつ動き出しました。

それまで私は、動物愛護の団体やグループは、
動物を保護するのが「仕事」くらいの感覚で思っていました。
個人でやっておられる方でも、「好きでやっている」くらいの感覚で。

違うんです。
皆さん、善意でやっている事であり、お仕事ではないんです。
善意で時間を使い、お金を使い、頑張ってくれています。

進んでやっているのだから、「好きでやっている」と取る方もいるかと思いますが
それはちょっと違うと思います。
「動物達を助けたい・見捨てられない」
その気持ちに突き動かされて活動されているのであって
無責任に動物を捨てる・増やす方々の為に活動されているのではないと思います。


マスコミやネットで、たくさんの捨て猫のいる場所などに愛護団体が行くという情報が入ると
わざとそこへ捨てに行く方がいるそうです。

そこらへ捨てるより、その場所に捨てれば、ついでに保護して貰えるから死なずに済む
という考えの元の行動だと思います。
また、動物病院や保護施設の前に捨てる人も多いそうです。

猫の命を考えてるようで、実際は人の善意につけ込んだ最低の行為だと思います。

どこのボランティア団体さんも、個人のボランティアさんも
保護された動物達で常に満員状態だと言います。

それだけ捨てられる子・産まれる子があとを絶たないのです。

一部の人たちが頑張るだけでは、不幸な子は全然減りません。
どれだけ頑張っていても、増える数の方が圧倒的に多いんだと思います。

大きな活動は、出来る人と出来ない人がいます。
でも、身近なことをみんなが気をつけるだけで大きく変わると思います。

猫を捨てない

産まれたら生涯面倒を見る

育てられないなら産ませない

この3つをみんなが守ると不幸な子の数はぐんと減ると思います。
この3つって、別に難しいことではないと思います。
野良ちゃん達みんなにするのなら大変ですけど
ご自身のお家にいる子だけなら出来るはずです。

愛護・保護団体やボランティアさんは、色々な経験をしておられて
知識が豊富な方が多いです。
猫の事で困ったり悩んだ時には相談すれば色々な助言をくれ教えてくれると思います。
相談して色々教えて貰うという頼り方と、犬や猫を押し付けるのとは全然違います。

[頑張って生きていってね〜」「良い人に拾われてね〜」と捨てる。
「産まれるのは自然な事だから」「手術は可哀想」といって避妊しない。
お手軽な優しさ・目先の言訳のせいで、不幸になるのは誰?

猫ちゃん自身です。
そして、その不幸な猫ちゃんと出会った方が、悲しむ事になってしまったり
負担を受けることになります。

小さな命を考えると同時に、
善意で活動されてる方々への負担を考える事も大切だと思います。

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